・激安CD(2/2完)
2008.06.28(Sat)
 私が購入した4枚セットは,HMV価格・税込1464円ではなく,税込1029円で,叩き売り?  購入場所は,大手スーパーの特別格安ワゴン・セール「CD・ビデオ・フエア」。

 買う気になったのは,BRUNO WALTERという指揮者名と収録曲名(写真・上,下)が目に飛び込んできたため。これを見ただけで,どんな演奏であろうと録音であろうと構わないと,いささか興奮気味になった。しかも,激安値段で不都合な訳がはない。

 写真・下の通り,売られている状態では,オケなどの演奏者(団体)・録音時期は見えない包装になっているという,気配りに欠けた商品であったが,一目ぼれだから買うしかない。

 それでも,帰宅して外装を引っ剥がして,驚いた。録音時期の最古は1936年,一番新しいもので1947年! 私が生まれた年の前後の録音が多数であるのを知ると,もう感極まるのである。

 まだ2曲のそれぞれの第一楽章のみを聞いただけだが,左右のスピーカーの真ん中だけから聞こえてくるボゥーッとしたモノラルの音が懐かしくも気持ちよく,ワルターの作り出す曲想・テンポもオーケストラの鳴り方も,以前にはよく聞いたコロンビア交響楽団のそれとは違う,いささか表情が激しい感じで,楽しいことこの上ない。

 4枚に収められているのは,8曲で,HMVの紹介ページはここである。但し,演奏者(団体)・録音時期は記載なし。CDケース内と外箱の案内書には勿論書かれているが,WEBではどこを探しても私のヨタヨタ入力の手間を省いてくれる‘コピー’できる記載はなさそうだがら,重要な情報だが省略させて頂く。

 ところで,このページの曲名や各楽章説明がドイツ語で書かれているが,どういうことだろう。CDケース内の曲名案内も外箱のそれも,英語で書かれているのだが。 「Kv 551 Jupi」「Op. 55 Eroi」「Op. 97 Rhei」などと文字の節約も目立ち,なにやら怪しい感じのページ! つまり,手抜きなんだな!

 この8曲で特に聞きたかった上記の2曲は,下記。
*Beethoven:Symphony No.8 F Major, OP.93
 New York Philharmonic Orchestra
 録音:April 1942
*Schuman:Symphony No.3 E Flat Major, OP.97[Rhenish」
 New York Philharmonic Orchestra
 録音:April 1941

《日本語縦書きの帯は日本の販売元が付けたか? 》



《セロハンで光って見えないが,曲・楽章が日本語で書かれた外装で,これも販売元作成?》



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・激安CD(1/2)
2008.06.24(Tue)
 4枚で1029円というCDのセットを買った。「クアドロマニア」というレーベル。この名前のCDセットのマニアは多いそうであるが,私は初めて知った。‘マニア’の語呂合わせをした積りではないが,広く知られているレーベルでないことは間違いなかろう。

 どういうレーベル?という興味は募る。HMVのホームページの「クラシック部門」のところにを見てみると,かなり古いが次のような記事があった。HMVでの取り扱い開始時点の記事のようだ。


以下引用。
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『2004年8月14日 (土)

マニア向け注目廉価盤シリーズ“クアドロマニア”登場!
4枚組で税込1464円!

ドイツからおもしろいシリーズの登場。日本の市場を意識してか、カタカナで『クアドロマニア』とあるジャケット・デザインは好き嫌いの分かれるところですが、ヒストリカル音源を中心に、CLASSICOレーベルや、VOXレーベル、RPOレーベルなどの音源を使用、特製薄型ケースにCD4枚を収納するという体裁をとった激安の大ヴォリューム企画です。
激安盤ゆえ、楽曲解説などはありませんが(曲目、トラック・リスト、録音データのみ)、なにしろこの価格で、ボストックのニールセン交響曲全集や、クナッパーツブッシュのパルシファル(1951)などが楽しめるのですから、マニアにはたまりません。』
************************************************************************
引用終わり。

 この後に,交響曲,協奏曲などのジャンルに区分された総数200点近くのCDが紹介されている。しかしながら,こちらのほうが現在のHMV取り扱いの『クアドロマニア』紹介ページらしい。「クアドロマニア」の商品に興味をもたれた方は,この記事をご覧あれ。

 ということで,まずは「クアドロマニ」のご案内をさせて頂き,私の買った4枚組の話は次回にご紹介。

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《私の好きなタチアオイ(立葵)1:KODAK P850のカラー設定は‘ヴィヴィッドカラー’》



《私の好きなタチアオイ(立葵)2:設定しっぱなしの露出補正−0.3では不味かった!》


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・森山大道展 
2008.05.25(Sun)
 場所は,東京都写真美術館。展示会の内容は,添付写真(配布パンフレット)に見る通りの,森山大道の足跡を辿るという位置づけの「レトロスペクティブ1965−2005」,および彼の最新作品と説明のある「ハワイ」の二つである。2008年6月29日(日)まで開催中。

 開催フロアや主催者の一部が異なるためか,企画者が別の人なのか(パンフレットの解説には, 岡部友子 学芸員 と署名があるから,二つともこの方の企画か?),あるいは森山大道本人の意向によるのか(恐らく,これ!),理由は分からないが,額装・展示の方法,照明の当て方など,二つの展示会の‘見せ方(仕掛け)’に違いがある。そして,この違いが気になるから,この仕掛けは,森山作品の作風の違いに思いを至らせる意図を持っているのかなどと詮索しまうのである。

 ここに掲載したパンフレットの写真に見るように,この展示会は,それぞれが一つの展示会の二部構成を成すというメッセージが強く示されているので,私が受けた上記の印象(つまり,作風の変化を示すための二部構成の展示会)は,ここにも影響を受けているのかもしれないのだが,こういう疑問を抱きながら会場巡りをすることになった。
(勿論,パンフレットにはこの辺りを解明してくれ記述は一切ない。だから素人は,楽しい苦しみを味わうことが出来るのである!)

 最初に見た「レトロスペクティブ1965−2005」では,大まかな時代区分を設けてその時期ごとの作品を並べ,撮影場所や作品集などのタイトルを付して作風を抽象化するという作業が行われている。森山写真の変遷をいくらかでも感じたくて,私はその会場で行きつ戻りつを繰り返した。

 「レトロスペクティブ1965−2005」の作品群から受ける衝撃は大きい。
・・・・眼前の路上風景,芝居小屋の楽屋,女性の足の裏,枯れた花などの現実は,被写体として森山のコンパクトカメラに掴み取られ,その場所から剥ぎ取られてもうその場には残っておらず,跡には,奈落のような暗い穴が開いているのではなかろうか。だから穴が暗い分だけ,切り取ってきた現実は力が強い。そんな印象を受けるのである。

 森山は,目で見て体のどこかの器官で,或いは全身で,瞬時にそれを被写体に変えてしまうのだろう。ものごとに向けた凝視力の強さがなせる仕事だということか。ノーファインダーでコンパクトカメラに収めてしまうことも多いというが,これも,この瞬時に被写体を捉える力の強さの賜物であろう。

 そういう印象を抱いて「ハワイ」の作品群に接すると,ここでは,写真を撮る姿勢になにやら変化があると見ていいのではないかという気持ちになった。2004年から足かけ3年間に撮影された作品を並べた「ハワイ」では,「レトロスペクティブ1965−2005」に見られるような圧倒的な被写体の抽象化あるいは感じたものの抽出の力は,さほど強くないと言えようか。

 「ハワイ」では,被写体の原点というのかそういう根源的なもの,換言すればノスタルジーのようなものを素直にスッと切り取るという姿勢が感じられる。だから,まっすぐに共感できるものや,ここでは私もそういう風に撮るかだろうなと思ったりする作品に出会うのである。つまり,私の目線にまで作品を引き下げて鑑賞するという行為も可能な,そういった作品が多いと感じた。

 逆にそれだけに,森山と鑑賞する人(私)の両者の被写体への思い・距離などの違いが明らかな場合は,‘海上の奥に浮かぶ島’(タイトルは,単に「ハワイ」だったと思う。)の写真のように,共感しない,分からない,不思議だ,どうしてこういう風に撮るんだろう,などという意味合いで興味を覚えるという,面倒な事態が生じてくることもある。

 この新作群「ハワイ」は,最初の私の疑問のように,森山大道の写真の歴史の中で,ここに来て作風の転換があったということを示す展示会なのだろうか。或いは,まだ位置づけを確保していない作品ということなのだろうか。
 森山本人は,パンフレットにこう述べている。
 「・・・ぼくはもうずいぶん以前から,ハワイは一度撮っておきたいと考えつづけていた。ハワイはぼく  にとって,日常の撮影のルーティンワークから側に沿って,ひそやかに流れるもう一本の水脈のよ  うな感じとしてあった。」
 この言葉は作風の変化とは直接結びつかない。だが‘もう一本の水脈’なら,‘変化’とまではいえないにしても,森山の表現の多様性のうち,初めて公開された部分というべきか。

 この展示会に感じた疑問とは,以上のようなことである。無知蒙昧に重ねた独断と偏見をベースにモノをいうのは,ど素人の強み! 
 大変に楽しんだ「森山大道展」だった。

 この展示会を機に識者たちの執筆による「森山大道論」(淡交社)が発行されている。この展示会の図録のような性格の本らしい。買って帰ろうとしたが,会場を出た後は,飲み会が待っている。大きな本の持ち歩きは避けたいので,バッグに入る文庫の「犬の記憶 終章」だけを購入(実は2冊目。一冊目は行方不明)。
 昨日のWalking途中で,「森山大道論」の取り寄せを依頼してきた。

《パンフレットの表紙。文章は本人のもの。》



《上半分を拡大:写真は「ハワイ」の中の一枚》


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・ジュリアードのバルトーク弦楽四重奏曲第3番
2007.06.22(Fri)
 ジュリアード弦楽四重奏団の演奏会(6月10日)を聞いて,もう10日以上が経つ。印象がいくらかでも強く残っている内に,それを書き止めて置くべきだったが,今となっては,演奏会後暫くは言葉として定着させたと思っていた印象も,確かとは思い出せない。

 バルトークの弦楽四重奏曲のCD・レコード・カセットテープを持っていない私は,この日に備えて,ケラー四重奏団のCD2枚セット(全6曲)を3月初めに購入した。それ以来,曲の流れをいくらかでも知っておきたいという気持ちから,車で出かける殆んどの場合,その2枚を持ち出して流し聞きをしたり,たまに,パソコンのチャチなスピーカーでも聞いていた。
 だが,曲中のシェーンベルクの12音技法やドビュッシーの印象主義的技法も理解できるはずはなく,単一楽章のこの曲の難解な構成もおぼろげにしか理解できないまま,当日を迎えた。

 3番のPPで始まる冒頭は,非常に静かな和音の上にヴァイオリンがなんとも不安に満ちた旋律を奏でる。CDで聞いている限りでは,四つの弦楽器の絡みなど殆んど判別できず,いつも冒頭部分を大音量にしていたのだが,ジュリアードの各奏者は,まるで自分が主役であるかのごとく音を響かせたのである。勿論,バランスを壊す大きな音というのではない。各奏者が自己主張した上で,和音の静けさが明瞭に醸し出される。この4人のこうした自己主張の上に成立したアンサンブルの確かさは,曲全体を通して感じられた。また,フォルテなどの強音時の音の厚さ・響きの豊かさにも,驚嘆すべきものがあり,4本の弦楽器の音とは思えないヴォリュームであった。
 バルトークの曲の構成力・緊張感の強さを見事に表現した3番の演奏であったと思っている。

 それでもやや不満を感じたところがある。それは当日のモーツアルト(「不協和音」),シューベルト(「死と乙女」)の2曲の印象にもつながるのだが,時に,情緒的にすぎると感じる部分があったこと。たとえば,緊迫した楽想とそれに続く緩やかな静かなフレーズとの間に見える感情の落差の大きさのようなものが,それである。だがこれは,聞く側の期待との‘ずれ’の所為かもしれない。この団体の演奏は古いレコードやCDでしか知らないのだが,それらから得ている印象から,3曲とも,特にバルトークは鋭角的な演奏に始終すると想像していたのだから,情緒的という解釈は,こういう私の勝手な思い込みかもしれない。
 しかし,この曲の15?16分間の演奏の間は,相当の緊張感に中にいた。こういう‘てだれ’の四重奏団にかかると,バルトーク初心者の私は,気の緩み・やすらぎの類いの感覚を見つけることができず,打ちのめされっ放しとなるのである。

 車軸を流さんばかりの俄か雨の中を車で出かけのだが,帰りは快晴の夕方の空であった。

《手作り感一杯のプログラム。薄い灰緑色のやや厚手のA3版表裏・黒文字一色の二つ折で,勿論写真なし。 こんな素朴なプログラムも珍しい。 同じホールでの昨年12月のバッハ・コレギウム・ジャパンのプログラムも殆んど同じ装丁(色は黄土色)であった。 プログラムなどに金を掛けない分かどうかは分からないが,入場料がとても安い。》



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・嬉しいバルトーク
2007.03.06(Tue)
 宅配便料金着払いで,弦楽四重奏曲全6曲入りCD2枚を買った。いくらだったと思います?!

 合計金額:¥1,782(内消費税¥84)   内訳:CD2枚¥1,100,配送料:¥368,代引手数料:¥315 。

 これらの曲の手持ちはなく,じっくりと聞いたことも殆どないが,来る6月にジュリアードの演奏会で3番を聞く切符を買ったので,少しは曲に親しんでおこうというのが目的。 バルトークならハンガリーの四重奏団がいいのかなという位の気持ちでWEBを探していたら,HMV.co.jpでケラー弦楽四重奏団( Keller Quartet)が見つかった。いくつかの大手WEB通販サイトを眺めてもこの版は全部品切れで,他のハンガリーの団体や別の国のものは結構目に付くが,何せそれらの値段は,5,000-7,000円。

 このCDを,パソコンを通してCAMBRIDGE SOUNDWORKS Inc.の安物のスピーカで流しながら,3月分壁紙の追加作成をしたり,確定申告の作業をやったり,ブログを書いたり,この部屋や隣の部屋での探し物をしたりしている。
 こんな状況では,やはり曲・演奏への集中力は希薄なのだが,それでもダイナミックなリズムの動きや曲想の緊張感,リリシズム,民謡的な響き・旋律などに手を休めて聞き入ることの多い,ここ数日である。
 因みにこのCD,どこかのWEBで見かけた宣伝文だが,ドイツ・レコード賞受賞盤との由。

 更に嬉しい話。説明書表紙の写真(もっと大きくすればよかった!)は,大量の錆びた鉄パイプの建築資材(らしいもの)で,私のブログで何回か掲載した「美しき資材置き場」のテーマそのものではないか。表紙のデザイナーと抱擁し合いたい心境だ。

 このCD,勿論輸入版。日本用に作り直さない場合,こうも安いのだ。問題は説明書の言語。英語・ドイツ語・ハンガリー語のそこそこ長い文章があるが,手に負えない。WEBで日本語の解説書・説明書の類をボチボチと物色中。

《 私のブログ「美しき資材置き場」は,このジャケットの剽窃などではありません! 》




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