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・花盗っ人

2006年06月29日 00:10

 Walkingの途中。名も知らぬ黄色の花と白いホタルブクロが咲き乱れている土手が10メートルほど続いているところがある。

 土手下の道には,切り取った黄色の花を溢れんばかりに両腕に抱えた女性。土手の上の畑には,畑仕事姿の女性。畑の方が,結構荒い語気で花を抱えた方に言っている。
「自然に生えているのではなく,育てているんだよ。皆黙って持っていくんだから。持っていくんだったら,種(タネ)を持ってってよ。」
道の女性「種って,どれよ?」
畑「花が枯れて種が見えているのがあるでしょう。」
道「ああ,これね。まだ少ないわね。」
 道の方は,花をまだしっかりと抱えたまま。殆ど黄色の花でホタルブクロは少ないから,こちらには興味がなかったか。

 この位の量と内容の会話を,すぐ横のバス停の時刻表を眺める振りをしながら,聞いた。道の方は,もう畑の方に謝罪済みであろうし,両腕一杯の花は,もう貰ったのであろう。花を下に置きもせず,ゴメンナサイの類いの言葉も聞こえなかったから。

 その場を離れて歩き出したら,玄関前のプランターからごっそりと根・土ごとサクラソウを持っていかれる,と嘆いて居られた女性の話を思い出した。この春のことである。

 花を愛でる一方でその花を盗む,この両者が矛盾なく腑に収まっている人が多いのが,今の世の中である。権力・金(カネ)などに特に際立つが,人間の欲望の浅薄さは一層ひどくなるばかりと,また話が有らぬ方向にエスカレートしそうな気分になり始めたところで,花盗っ人の話は,終わる。

 写真は,黄色の花の話の4,5日後の土手。この写真を撮った日,畑の女性が居られたので花の名前をお尋ねした。「よく分からないけど,キンケイソウとか言うらしいよ」とのことだった。

《既に黄色のキンケイソウはまばら》


《キンケイソウ。他の場所で写す 》


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