スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

・何がニュースなのか

2006年06月14日 03:14

 サッカー・ワールドカップは,開幕以前から日本のマスメディアの大ニュースの位置を維持し続けている。恐らく世界中が同じ状況にあるだろう。

 開幕後は,新聞(小生宅では朝日の一紙だけ)は何ページかを全面記事とし,NHKは殆ど24時間,実況・録画放映をおこなう。テレビで放映される試合は万難を排して観戦するサッカー好きの私は,選り取り見取りのテレビ漬けの楽しい生活を送っている。

 というのは嘘で,マスメデイアのこの能天気ぶりに辟易しているのである。ことの軽重の判断力が劣悪で,何がニュースとしての意味を持つ出来事なのかに思考を走らせることがなく,面白く楽しいことを騒がしくやれば国民の支持が得られるというメディアの寄って立つ基盤には,以前から嫌悪感を持っているが,あと一ヶ月は,マスメデイアのサッカー狂乱はいや増して続くのである。

 NHKは昨夜(13日)の総合テレビ午後7時のニュースのトップ項目紹介後,7時4分から14分まで日本の敗戦を中心にサッカーの話題を紹介した。天気予報を除けば,この時間帯のニュースは28分間である。そのうちの10分をこれに使うとはどういう神経であろうか。ご丁寧に,総合1チャネルでは7時半からは8時45分までサッカー特集,BS7はもう朝6時までほとんどぶっ通しでサッカーを流し続けるというのに,である。
 そのほかのニュースは,村上ファンドと藤井日銀総裁の関係,政府機関の行う随意契約緊急点検,日経平均が今年最大の下落幅を記録,違法免除社保庁調査で新たな違法10道府県などのニュースがある。確かに瞠目に値する大きなニュースはない。海外関連でも耳目を引くニュースは少ないようだが,たとえば,グアンタナモ基地で3人自殺者が出たというこの時期にこれにまつわる忌まわしい出来事を整理するなどということも意味のあることであろうと思うが,そんな気配は見えない。
 
 ワールドカップは,ニュース性のある出来事の一つに違いないが,このようにメディアが日本国中をドン!とサッカー一色に塗りつぶし,国民の意識を麻痺させ取り込んでしまうという状況がかくも強く表出する様は,メディア・ファシズムである。
 今はさしずめサッカーが主役であるが,この主役は別の何かから移ってきたと同じように,たやすく次にモノに移って行く。その次の主役を国民の意識に覆いかぶせ挙句に結果として善悪評価力や想像力,思考性を奪い去ろうとし,国民はいともたやすく,奪い取られてしまう。こうした国民とメディアのスパイラル現象は,時間経過とともに日常化して行くのである。

*************************************************************

《よく働いているイタリヤ料理店の換気扇》


〔参加ランキング〕
rankingにほんブログ村 シニア日記ブログへ


最近の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。