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・やっと出てきた「電力支配」の話

2011年10月14日 16:19

 数日前の話になるが,夜7時のNHKニュースは,冒頭の10分間位を東電福島原発事故によって発生した放射能除染問題に充てた。驚いたことにそのニュースの中には,放射能汚染事故を発生させた当事者の 「東電」 という言葉は,一回も出てこなかった。
 この原発事故問題で東電に関する政府・メディアの姿勢は,〝東電救済・東電隠し 的〟 である。新聞・雑誌というメディアにとって巨大な広告収入をもたらす東電は敵に回せない存在だろうから,自ずと東電に対する批判的姿勢は勢いがなくなるのだが,NHK も同じ同じ穴のムジナかと,怒りを覚えたものだった。ついでながら,昨年一年間で東電が会社名で朝日新聞に出した広告数は13本で,この合計費用は朝日の規定の広告料に従って計算すると2億3000万円あまりになるそうである (週刊現代オンライン 2011.8.8)。

 ところで私の購読している朝日新聞も,福島原発事故問題の記事に 〝東電〟 を登場させることはとても少ないのではなかろうか。他紙との比較が必要だが,知りたい情報が後出しだったり NHK などで知らされたりすることがあると,そう思わざるを得ない。朝日紙面を賑わした東電問題は,個人に払う賠償金請求書のバカバカしい分厚さ・記入内容の複雑さを言う程度で,原発問題への東電の基本的対応のあり方に批判的解説を行うことや,放射能除染問題に関わる東電の他人事的な姿勢に批判を加えるなどといったことには,情報の強さがほとんど感じられない。

 14日朝刊19面(13版)には, 「震災・原発・ 検証メディアの責務」 というタイトルの下で開催された第55回マスコミ倫理審査会の議論の内容が掲載されている。ここでは,朝日新聞の尾関編集委員が朝日新聞の社説を振り返って 「核エネルギーの善用」 という主張が戦後の科学界では支配的であり続け 〝メディアも推進側に立った〟 として反省の念と考えてよい意見を述べている。
 政府・デイァメデは,こういう意見が日常的に働くような機能を果たしていくこと,すなわち正しい情報を遅滞なく発信し,先行きに正しい指針を与える役割を果たすことが責務であるという認識を持ってほしいのだ。
 
 政府・メディアが 〝東電救済・東電隠し 的〟 である風潮の中で,朝日新聞は13日から 「電力支配」 という記事を掲載し始め,13日(上)・14日(中)と続いている。この2回とも,国の電源三法交付金を背景にした地方行政と電力会社のしがらみの強さ故の脱原発の困難さを伝えているが,2回目までの内容では, 〝東電という電力会社〟 が引き起こした原発事故という 〝負の遺産〟 に同社がどう対応していくかに触れていく筋書は見えない。 「電力支配」 というタイトルを付けた以上は,原子力発電所を置く地方行政を資本の論理に巻き込んでしまう魔物のような力についてキチンと批判的分析を行うべきであるが,明日はどういう展開の記事になるか。新聞メディアでは脱原発の先頭を走っている筈の朝日が,その姿勢を見せるのだろうか。

=秋も半ば=
≪金木犀 (キンモクセイ)≫


≪背高泡立草(セイタカアワダチソウ)≫


≪薩摩芋(サツマイモ)畑:3日前の写真だが,今日辺りもう収穫されてしまったかもしれない。≫


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