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・キヤノン新DPP・考

2005年10月11日 01:53

 新DPPでRAWの編集画面を開くと,「ピクチァースタイル」という項目がある。
その内容は,デフォルトで「スタンダード」と表示されたプルダウン・メニューで示される。プルダウン・メニュ?には,次の六つ(番号はここで便宜上付した)がある。
  1)スタンダード  2)ポートレート  3)風景
  4)ニュートラル  5)忠実設定   6)モノクロ
 どれかを選択すると,表示されている画像の色がパッ!パッ!と変わっていき,6)では,勿論モノクロになる。3)は,「風景を撮ったら,このメニューの風景を選ぶんだよ」という訳である。これならRAW現像のために訳のわからない画面を相手に,訳のわからない作業をする必要はない。
 チョット困るのは,2)3)6)の意味はわかるが,後の三つは何のことか理解できないこと。しかし‘分からなくても,いじってみて気に入ったら,それでいいんだよ’ということのようだから,気にするだけ損である。この極め付きのサービスのよさは,流石にトップメーカである。RAW現像は,これで万人のものとなった。

 つぶやきたいことは,ここから。
キヤノンのテレビCFに,大勢の人が片手でカメラを構えてシャッターを押すというのがある。これが,この会社の‘写真’に関する姿勢の一つであるマス化・大衆化(ついでにピンボケ奨励化)であるが,「ピクチァースタイル」にもこのことが如実に示されたのである。
 だが,大多数のDPP利用者(デジタル一眼レフ使用者)にはこの機能は不要であると私は信じている。DPPで殆ど唯一の有効な機能であるWB調整を済ませばPhotoshopなどのレタッチソフトに引き渡していく利用者が圧倒的であろう。なぜなら,このレベルの方たちは,デジタルカメラの持つ創造的な作品作りの意味,つまり‘自らが自らの創造性で写真を作り上げていく’プロセスの重要性をご存知だからである。  
 だから,「ピクチァースタイル」はデジカメのマス化・大衆化の用具であり,DPP利用者には大きなお世話としか言いようがない機能である。

 心配なのは,DPPを使い始めた(る)方がこの「ピクチァースタイル」の一発選択を重宝がられて,これでRAW現像終了とするようにならないかということである。もしそうなら,キヤノンはこのプロセスの重要性を蔑ろにする原因を作ったことになる。
 言い換えれば,創造の入り口を閉ざしたことになるのだ。この辺りを技術者は認識しているのだろうか。

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《写真:入れないビルの玄関》


同じような思いを垣間見せておられるBlogを見つけた。それがこのBlog「ピクチャースタイル」である。

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