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・フランシス・ベーコン展を見に行く

2013年05月25日 08:57

 この画家に格段の親しみを覚えていた訳ではないが、今年3月に買った芸術新潮4月号がフランシス・ベーコンの特集をやっていて、頭にずしりとベーコンが入り込んでいた。

 22日、ベーコン展を開催中の東京国立近代美術館に出かけた。26日が最終日だから混んでいるだろうと覚悟していたが、そうでもなくどの絵もゆっくりと真正面で、画面との距離も近づいたり離れたり、たまには引き返してもう一度眺め直したりと、かなり自由に動くことができた。

 ベーコンの絵には、彼自身の苦悩が凝縮されたともいうべき顔の描写が多い。書かれたものは、顔だけだったり上半身や全身だったりと様々である。しかも、彼は苦悩を大声の叫びで表現している。叫びによって苦悩から解放されようとしたのかもしれない。解放されるべき苦悩は顔で表現されるだけでなく、体をよじったり寝転んでのたうち回まわったりすることでも表現されている。
 
 見る絵が多くなるにつれて、ベーコンの苦悩が次第に私に移り込んで来るような感じがしてきて、早く絵の前を通り過ぎたいのだが、意に反してどの作品にも見入ってしまい、30数点の比較的こじんまりとした展示会であるが、2時間を費やしてしまった。

 芸術新潮の特集だけではベーコンに関する情報が少ないと思ったので、この展示会のカタログを買ったきた。しばらくは、寝酒のお供にベーコンを眺めることになろう。

 ところで、絵を見ている私の真ん前に立ちはだかるという常識を欠いた人が多い。私は、そういう人3人に、「真ん前に立つことはないでしょう!」と言って私の前から移動させた。もう一人に対しては、無言のままその人の体を横に押して、私の前から遠ざけた。幸いにいずれも喧嘩にならなかったが、口喧嘩になっても仕方がないと、ある程度覚悟した行為だった。

 このような不特定多数の人が集まる場所あるいは乗り物の中などでの日本人の公共心の欠如は嘆かわしい限りだが、こんなことに腹が立つから、私は一向に年相応の成長をしない。

《会場受付で配布されるビラ》


《190ページに及ぶ分厚いカタログ》


《芸術新潮4月号 表紙》


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