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・5月4日の「朝日デジタル」記事の続き

2014年05月05日 08:38

 昨日の続きをアップする。今までは執筆者は2名で、その二人の仕事内容が書かれておらず、無責任とも思える朝日の姿勢だったが、今回は今までと違って、執筆者は一人となり、〝編集委員〟という仕事内容が付記され、朝日新聞の意思も示された形になった。

 メデイアは、立法に対してはそこそこの物言いをするが、政府に対しては、迎合的な態度を示し国民感情を逆撫ですることがしばしばある。 今回のシリーズは、いくらかでも読むの値する記事だと評価したので、少々くどいが、続編がある限りこんなで付き合っていきたい。

 以下引用。図・写真は省略。

(憲法を考える:下)
急ぐ政権へ「声届けたい」


 特定秘密保護法から憲法解釈の変更へ。「私たちの国のかたちが変わろうとしているのでは」「政治に声が届かない」。駆け足で進む政権を前に、不安やもどかしさが広がる。あしたが見えない今、憲法の意味を改めて問い、考えたい。動き始めた人たちがいる。

 ■ファッション誌で

 お母さんこそ、改憲の前に知憲(ちけん)! 改憲が実現したら、戦地に行くのは誰?――。子育て世代の女性向けファッション誌「VERY」(光文社)は3月号で「憲法」を特集した。

 特集は誌上対談がメーン。モデルが「最近にわかに改憲について耳にする」と問いかけ、タレントや社会学者らと語り合った。対談直前の昨年12月6日に成立した特定秘密保護法にも「反対の声を上げ続けることが大事」との声が出た。

 発売1カ月前の1月初旬、編集部に電話があった。内閣広報室の職員からだった。「特定秘密法を取り上げるなら、よかったらうちも取材しませんか」。副編集長の原里奈(42)は「取材は終わっていますから、ごめんなさい」と答えた後、けげんに思った。

 「なぜ知っているの」

 あとで分かったことだが、参加者のひとりが「意外にも女性ファッション誌が特定秘密保護法などを討論、ぜひ!」とツイッターでつぶやいていた。内閣広報室の職員はこのつぶやきを見つけ、取材を打診する電話をしたという。

 内閣広報室は朝日新聞に対し「日頃つきあいのない媒体なので担当部局など取材先を紹介できると伝えた。政策を正しく知ってもらうためだ」と説明する。だが、対談した参加者らは「言論へのソフトな介入では」「チェックされている」と感じている。

 政府は特定秘密法に続き、憲法解釈の変更を急ぐ。国のかたちが変えられようとしている――。そんな危機感から憲法を考える取り組みが各地に広がる。


 ■ワインを手に

 今年4月下旬。仕事帰りの約20人が東京・高円寺のカフェバーに集った。ワインエキスパートの資格をもつ弁護士の武井由起子(46)がフェイスブックなどで参加を呼びかけた。

 「ワインといえばテイスティング。憲法も比べてみると個性が引き立ちます」

 武井は今の憲法と自民党改正草案の違いを説明。9条を語る時は、商社員時代のパキスタンやトルコでの体験に触れた。「自衛隊が人を殺したことがないのは海外でもよく知られています。憲法は日本のブランド。9条という防弾チョッキを着て歩く感覚です」

 改憲をめざす第2次安倍内閣が2012年末に発足後、武井ら若手弁護士たちはバーやカフェでの集いを始めた。今の憲法を気に入っているが、意見は押しつけない。「違いを伝え、判断の材料にしてもらう」


 ■元防衛官僚も

 憲法記念日の3日、新潟県長岡市。元防衛官僚の柳沢協二(67)は「憲法九条を守る長岡の集い」で講演した。安倍晋三首相が集団的自衛権の行使容認をめざす動きを「情念からとしか考えられない。憲法や自衛隊の人たちの命を無視して、議論を進めるのは認められない」と断じた。

 03年に始まった自衛隊のイラク派遣などで政策立案に携わった。内閣官房副長官補を約5年務め、第1次安倍内閣では行使容認に慎重な立場を貫いた。いま首相が突き進む姿に「戦後日本が積み上げてきたものを壊し、自らの生涯も全否定されるのか」と感じている。

 柳沢は6月、紛争地の武装解除に携わった東京外大教授の伊勢崎賢治(56)らと「自衛隊を活(い)かす 21世紀の憲法と防衛を考える会」を立ち上げる。趣意書には「国を守り、平和を守ることは感情や勇ましい言葉によってできるものではない」「世界の現実を見つめ、国益をもう一度考え、地に足のついた思考が必要」などとうたう。柳沢は現行憲法の枠内で今後の防衛政策を考えることをめざすが、「憲法を見直そうとする人とも接点を探りたい」と話す。


 ■大学1年生も

 同じ3日の昼、東京・新宿。約400人の大学生らが街頭で特定秘密法に反対の声を上げた。大学1年の千晶(18)が初めて街に出たのは、高校生だった1年前。好奇心から脱原発の「国会包囲デモ」を見に行ったのがきっかけだ。

 昨秋、特定秘密法案をめぐる論戦が続いた国会前に連日、制服姿で通った。「勉強しなさい」と言う親には「社会勉強よ」と返した。「知ろうとするだけで罪に問われるのは怖い」と声をあげたが、法は昨年12月に賛成多数で成立した。

 いまの憲法解釈を変える動きは、反対の声を押し切って成立した特定秘密法の時と似ていると感じる。

 「声を聞くつもりがないなら、投票権のない自分たちにはデモしかない」

 ツイッターや口コミで新宿に集った学生たちは訴えた。「憲法を守るには自分たちが努力し続けよう」「(政権に)言うことを聞かせる番だ」。沿道の人たちが手を振ってくれた。千晶も歩いた。

 「権力を縛るはずの憲法の読み方を安倍さんの都合のいいように変えちゃうなんて。やっぱり邪魔なのかな。集団的自衛権を認めたら、戦争を禁止する国じゃなくなるような気がする。それって日本なのかな」

 =敬称略

(編集委員・高木智子)

以上、引用終わり



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