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・何というフェルメール展!(2/2) 

2008年11月20日 08:52

 展示室に入ると、予想通りの光景があった。絵画の前は黒々とした人の固まりで、絵は上部が垣間見える程度。もっとも、絵の前が人で埋め尽くされていて、上野動物園パンダ初お目見えの時のような状態であるは、オバサンのせいばかりではない。でも、ザワザワとした騒音源の殆どと、絵画の前の密集地帯での臭い空気の発散源は、ロビーからそのままに持ち込まれたオバサンのものである。

 ユルユルと人の固まりは横に動いてはいるが、絵をよく見るために最前列か2列目に入り込むには、相当の時間を掛けて機会を窺うか、強引に人の固まりに割って入るかしかない。私は、絵の点数の多さを考えて後者の方法を選択したかったが、うまくいく自信はないし、やはり気持ちが許さない。また、忙しいわけではないものの、地獄状態の展示会に数時間以上も費やす気は毛頭無い。結局、見る絵をフェルメールの7点に絞って、Better Positionの獲得に努力することにした。

 7点を巡るのに一時間強を使ったが、まともに正面の位置に立つことが出来たのは、一枚目の「マルタとマリアの家のキリスト」の1枚だけ。・・・・・・唯一の正面確保が出来たのが、順路に従って進むと最初に展示されている(という記憶だが?)フェルメールの絵で、これが彼の最初期の作品であり、かつ最大サイズの絵であったというのは、何やら因縁話のようだな、などとこれを書きながら思っている。

 いい位置取りをしたいという闘争心はすぐに萎えてしまい、あとの6点は数メートル離れた斜めの場所から眺めるのみ。絵の全容を眼にすることが出来ないものもある。一時間強の間、オバサンの作り出す会場の異常さはトーンダウンはあっても、我慢の出来る通常のレベルまで落ちることはない。私はこういうのに‘慣れる’という能力に欠けているから、苦渋は増すばかりである。

 そういう中で、「小路」をややゆっくり眺めたことが、幾らかでも救いといえば救いだったか。ファブリティウスやデ・ホーホなどのデルフト・スタイルの30点ばかりは数枚を眺めるだけで、予定通り殆どをパスした。

 丸の内に通った会社員現役時代から大嫌いな東京都心だったが、そんな嫌な場所に千葉くんだりから出てきたことの報いだと自分に言い聞かせながら、それでもハリコした写真の図録を入手した。2,500円。デルフト・スタイルの作品の写真とそれらの相当に詳しい解説があり、この内容・ヴォリュームでこの値段は安い。今は寝る前に布団の上に広げて、水割りウィスキーをすすりながら、2,3点の絵を眺めたり、頭に入らない解説文を追いかけたりしている。

 くどい話ながら、補記。
その日は休日翌日の火曜日であった。職員に‘休日の翌日だからこんなに込んでいるのか’と訪ねたら、‘いつも同じような状態です’との回答。
 だから、これから行ってみようとお考えの方、ご覚悟召され! 

《A4版と縦は同じだが横幅は1.3cm長いという変形の図録。》


《厚さは1.8cmあり、眺め甲斐がある。2,500円は大変お得!》



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