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・オバマ‘騒動‘に思う 

2009年01月23日 18:12

 オバマの一挙手一投足に熱を上げているここ何日間かの日本のメディアと国民。海の向うの国の祭りに、ワイワイ!と大騒ぎをし、「オバマ演説」や「オバマ夫妻のダンス」に酔ってしまった。
 世界を牛耳るアメリカの新大統領登場だから注目されるべきであるが、たとえば21日の朝日新聞・夕刊のように、1・2・3面全面、14・15面半ページずつを、あれほど大量のかつ非常な好意を交えた記事で満たすというのは一体何なんだろう。まだこの余熱は続く気配があり、いささかウンザリしている。

 オバマの打ち出した‘これからのアメリカの向かうべき方向’の確からしさを如何にしっかりと確認するかという視点は、21日夕刊からは殆ど読み取れない。
 三面は大統領就任演説全文で埋められているが、この演説のいくつかの部分の含意をどう読み取るのかといった作業は、21日夕刊でおこなわれていないし、その後もそうである。

 私が気になるのは、この演説のあちこちに見られる次のような表現である。その一つは、「国防について、私たちは、安全と理想の二者択一を拒絶する。」という文で始まる演説第2部「主導の役割」の文末。ここは、「・・・・・今日、(式典を)見ている他国の人々や外国政府のみなさんに知ってほしい。米国は、将来の平和と尊厳を求めるすべての国家、男性、女性、子供の友人であり、再び主導する役割を果たす用意があることを。 」となっている。
 このパラグラフは国防についての話とは受け取りがたく、国際関係の基本姿勢とも言うべき内容と解したくなる箇所であるが、とても気になるのは、「(アメリカが)再び主導する」という件である。

 また、「奉仕の精神」と題された次のパラグラフにおける「私たちは、私たちの生き方を曲げることはなく、それを守ることに迷いもしない。自分たちの目的を進めるためにテロを引き起こし、罪のない人々を虐殺しようとする者に対し、私たちは言おう。いま私たちの精神は一層強固であり、くじけることはない。先に倒れるのは君たちだ。私たちは君たちを打ち負かす。」などという箇所にも納得がいかない。

 たとえばこの2箇所を見ても、アメリカ的正義に裏打ちされた大国主義発想は揺るぎなく貫かれているではないかと言う感想を持ってしまうのである。

 稼働し始めたばかりのオバマに対するなんやかやの評価は、時期的に早すぎるのだろうか。パレスチナ・イスラエル問題では沈黙を守っているオバマだから、私はこんな感想を持ってしまうのかと思わないではないが、賛美の眼で、あるいは満ち満ちた期待感で終わってしまうオバマ騒動では、何とも情けないではないか。

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