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・エゴン・シーレなど 

2009年07月07日 12:02

 7月5日、東京都美術館で 「日本の美術館名品展」 を鑑賞。忙中閑あり。
 この美術館には、昨年秋に 「フェルメール展 -光の天才とデルフトの巨匠たち-」 を見たときの会場の雰囲気の悪印象が強く残っている。それもあって、今回の展示会を特に見たいという思いがあったわけではない。とはいえ出向いたのは、この日に都内に出かける用件があったこととこの展示会の招待券があったから。切符を見れば会期最後の日でしかも日曜日で入館したのが午後3時という最悪の日時。やはり相当のごった返しであった。やはり私は、こういう混雑・ざわつきは嫌いである。

 3階にわたる展示室を群衆をかき分けて通過するだけで疲れ果てるのだが、最大の収穫はエゴン・シーレ ( 「カール・グリュンヴァルトの肖像」 ) に対面できたこと。絵の前に行き着く前から、カンディンスキーとピカソの間にあるこの絵は、両者を凌ぐ魅力を見せていた。

 エゴン・シーレは、苦悩する人間の内面を強烈なタッチで描く画家であり、この絵もその系列に入るのだろう。まだらな濃淡のあるいブルーの背景は対象たるカール・グリュンヴァルトの苦悩・不安のを示す根源の色使いだが、シャツの白い色は非常に優しく、デフォルメされることの多い指や手や足も相当にキチンと書き込まれており、さらに目立つのは、男の表情が達観したかのように静かなことである。だから、私には落ち着いた雰囲気が漂う作品と映る。

 初めて実物を見た画家・彫刻家などの作品も多く興味は尽きないが、何せ疲れて早く展示室を出たい気持ちが強い。だから、展示室に入ってすぐ、オディロン・ルドン ( 「ペガサスに乗るミューズ」 ) に出会ったのはラッキーだった。
 欲を言えば、晩年の ‘花瓶に入った色彩豊かな花々’ を見たかった。ルドンが段々と神経を痛めていく様子を示すがごとき青系統の色使いを見てみたかったのから。

《案内看板》


《絵の部分のみテレ側で撮影》


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