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・オバマ・プラハ演説に思うこと

2009年08月10日 09:59

 かの有名な演説に賛意や敬意を表したいのではない。4月の演説以来、核絶滅に向かって全世界が動き出したかのごときメディアの騒ぎ方であるが、私はあのときから、なにやら腑に落ちない演説内容だとの印象を持ち続けている。

 納得しがたいこととは、次の二点である。まず、原爆投下という行為に対する謝罪や遺憾の意を表す言葉が見あたらないこと、もう一つは、‘ こうした兵器が存在する限り ’ 核抑止力を保持すると言明したこと。この二点は、アメリカの旧来からの政治力学を踏襲する考え方だが、メディアは、オバマの言語力の目くらましに翻弄されたというべきか、ここへの関心はまず皆無であった。私は、この後者の「抑止力」の扱い方に特に強い不満を感じていた。

 オバマ演説の 「核なき世界」 に生じたメディア・スクラム的な現象は、私には一種のいらだたしさを感じさせるものであるが、私が読んでいる朝日新聞に限っていえば、ここ数日この問題の取り扱いの方向に変化が生じてきた。広島の原爆の日が契機になったかどうかは定かでないものの、この二点目の 「核抑止力の保持」 に言及する記事が見られるようになったと思う。

 6日の社説『被爆64年 「非核の傘」 を広げるとき』や同日の「ニュースが分からん!」 がその明白な例である。7日には、国際面 「米の核 揺れる欧州」 で、欧州各国に配置されている米軍核兵器存在の意味を巡る波紋を報じており、9日は2面で 「米軍 核軍縮と距離」 で、米軍の核抑止力強化の方向を報じている。

 広島・長崎の原爆の日が過ぎれば、核の問題は、またメディアの関心事の隅に方に追いやられるだろう。 (つけ加えれば、「非核三原則」や「核密約」の問題も同様だろう。) 
 これから先オバマの理念がどのように具体化していくのか、メディアは問題視し続けるのだろうか。私も問題意識を失わないよう気をつけていきたい。

追記:オバマ大統領のプラハ演説・全文へのリンク。

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《平穏な一日 1》


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