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・何故この男が? 1

2009年10月06日 10:19

 古い日付の話で恐縮ながら、9月27日日曜日の朝日新聞「読書」欄に、作家・高村薫が書評を書いている。対象になった著作は、『建築する動物たち ビーバーの水上邸宅からシロアリの超高層ビルまで』 マイク・ハンセル著というもの。

 こういう風に書き出したが、この本の内容や高村薫の書評内容を紹介したいのではない。これに触れて以下のように高村薫の才気に改めて関心を惹起されたことを書き残し、以て題記の ‘何故、この男が?’ というテーマの導入部としたいのだ。

 今までに彼女の推理・冒険ジャンルに属する長編小説 (「黄金を抱いて飛べ」「リビエラを撃て」「マークスの山」) を読んだが、いずれも厳しい社会現実観察力や骨太のストーリー展開が見事で、どこかに紛れ込んでいるこの三冊を探し出して再読したいと思っているのだが、果たしていない (文庫版を買った方が早いという気もある)。 小説以外の分野での彼女の著作にも興味を覚えて久しい。例えば、朝日新聞などに時々掲載される政治・経済・社会等の各方面にわたる時評に惹かれていた。そういうときに、上記の 『・・・・動物たち』 の書評に出会った。彼女の興味がこのような自然科学の分野にまで広がっているとは気がつかず、これにはいささか驚いたのだ。

 今回のブログで書きたい話は、三題噺ではないが 「高村薫 ― 安倍晋三 ― 朝日新聞」 という具合に持っていきたい。そしてここから、その方向に進む。

 翌日の28日に彼女の 「作家的時評集 2000-2007」(朝日文庫) を入手した。勿論27日の書評が本屋に出向いたきっかけ。私は本を買うと 「終わりに」 「後書き」 とか 「解説」 の類いを最初に読む癖がある。この朝日文庫もそうしようとしたが、それらしきページがない。奥付の前は、一番最後の時評 「救いがたい政治の劣化 ― 安倍首相辞任」(AERA 2007年9月24日号) という2ページの短いもの。この題目でスッパリと著作の幕を落とすという、なにやら高村薫の気性の一面を象徴的に示しているかのごとき文庫本の終わり方である。
 この一文だけは即時に目を通した。全文が小気味よく展開するが、特に 『総裁就任の前後に出版された 「美しい日本へ」 なる著書にあったのは、信じがたいほど上っ面の、理念以前の子どもの意見表明であり、生きた政治家としての手腕や力を彷彿とさせるような記述は一つもなかったのではなかったか。日本古来の伝統と愛国心に依拠しておれば自ずと道は開けるというにでは、保守政治家でさえ務まるはずがない。』(429頁) という箇所に溜飲を下げた。
                                       (思わず長文になったので、以下続きとする。)
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覗き見的光景  

《 床屋さんのタオル干し。.Colorful !》


《 焼き肉屋の玄関付近。ベランダに登るこの板の階段は使うことが出来ず、この右側の階段を使う 》


《 トタン屋根の家は真っ二つに切られたか 》


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