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・暮れにモーツアルトを聴く

2006年12月19日 02:08

 17日,モーツアルトの宗教曲の演奏会。
演奏は鈴木雅明氏指揮・バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)。曲目は,モーツアルトの「レクイエム K.626」と「証聖者の荘厳な晩課・ヴェスペレ K.339」。
 ホールは,お気に入りの佐倉市民音楽ホールで半年振りの訪問(前回の件は,ここに記載)。

 この演奏会で,初経験が二つ生まれた。

 先ず初めは,レクイエムK.626。
 私は,全体構成の最初が 「Introitus」 であり,曲は,テキストで言えば, 「Requiem」 と称される曲で始まると信じていた。つまり,私の頭で鳴っているモーツアルトのレクイエムは,ファゴットの旋律に導かれるオーケストラの序奏に次いでバスの合唱がフォルテのTuttiで 「Requiem aeterunam・・・・」 と続いていくことで,この曲が展開していくというものである。
 しかし当日は,演奏開始と同時に,Introitusの最初に示されているテキスト 『Requiem aeternam dona eis,Domine,et lux perpetua luceat eis.』 が,オケ伴奏無しの男声合唱で謳われたのである。その後に,‘聞き慣れている’Requiemが続いた。

 予期しない曲の始まりで,一瞬にして頭は空白状態になった。プログラムは,曲の順序として 『Ⅰ.Intruitus  Requiem』 『Ⅱ・Kyrie』 『Ⅲ,Sequenz  Dies irae 』・・・・と通常の形で示されているので,『Ⅰ.Intruitus 』の表示は 『Ⅲ,Sequenz』 と同様,曲名ではなく形式を示す項目と思っていた。不意打ちを食らったお陰で,最初の合唱がどういう旋律であったか,早さであったか,本当に男性だけに合唱だったかなど,未だにもう混沌或いは真っ白状態である。

 私は,いずれもジュスマイヤー版の2種のCDと一本のビデオ(演奏会の録画。珍しいでしょう!)を持っているが,殆どこの2つのCDしか聞かないので,本当のところは予期しない合唱からの開始が珍しい経験かどうかも分からない。ジュスマイヤー版,バイアー版などといった補作の違いかもしれないが可能性があるが,当日は聞きなれたジュスマイヤー版であることは,間違いない。
 蛇足ながらEulenburg社のミニチュア・スコア でも,曲の冒頭にこの 「Requiem aeternam dona eis,Domine,et lux perpetua luceat eis.」 が記載されてはいない。勿論,会場配布のプログラムにも,WEBで調べた他の会場でのバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の同じプログラムにも,この辺りの解説はない。

 今,BCJのOfficial Homepageの「お問い合わせメール」に,この演奏形式を採用した背景などを問い合わせ中だが,回答が大変楽しみである。

 次いで,ヴェスペレ K.339。
 この曲の全体を聞くのは,初めてである。聞いたことがあるのは,この曲の中の「ラウダーテ・ドミヌム(主をたたえまつれ)」のみ。ミサ曲など宗教曲の一部の楽章が,抜粋状態で取り込まれているCDを2枚持っているが,その両方に,これが収録されている。
 「ヴェスペレ」とはカトリックの聖務日課の中で日没時に行われる祈り(晩課)のこととの説明があるが,日常的でなくある種の典礼の意味合いで演奏される場合は,各曲の前にグレゴリア聖歌が置かれるという。この日は,典礼形式で演奏された。このケースが珍しいことかどうかは,これも知識浅薄の私には不明だが,私にはグレゴリア聖歌とモーツアルトの掛け合いが,この両曲のごく短い数秒間以内の間合い(何秒かの休符)に凝縮されている感があり,相当の緊張を覚えたものである。

 ついでに意外な話。
 今回の同プログラムで行うの五箇所での演奏会は,バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)としては初めてのモーツアルト演奏とのこと。年末にして宝くじに当たったかのような‘儲かった’気分である。

《プログラム曲の入ったCDなど。
一番手前が自慢のVTR。コーリン・デーヴィス指揮 バイエルン放送交響楽団・合唱団。
独唱にはペーター・シュライヤーの名前も見える》


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